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モノの溜め込みは思わぬケガに!いい片付け方のコツは、『上、中、下』を意識すること。

ここでは、以前、一般社団法人心結(しんゆう)代表理事 屋宜明彦が、日刊ゲンダイで連載していた「 生前・遺品整理の作法を紹介します」の紹介と、その記事を元に、大切な家じまいの作法についてお伝えしたいと思います。

日刊現代の記事はこちらです。(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/264336

モノのため込みは行動力低下に…片づけは「上中下」を意識と言う記事を踏まえてお伝えしていきます。

当社では、生前整理の依頼を受ける機会も多いのですが、その際にたまに目にする光景は「大量のモノで溢れている」というケースです。

必要なモノを何かあった時のために買い揃えておくことは、災害が多くなった今は一人暮らしの老人には必要なことではあるのですが、過度な買い込みや、モノを捨てられない場合は注意が必要になります。

では、買い込むことがなぜ、問題なのでしょうか?

目次

大量のモノで溢れてしまう心理とは?

70代、80代以上の世代では、モノがなかった時代から、モノが溢れる時代も経験しています。

今は、なんでもすぐに手に入る時代なのですが、なかった時の不安の記憶が残っていたりします。

そして、歳をとって、足腰も弱くなってきたから、必要なモノはなくなっても困らないようにしよう!と不安を解消するために買い込んでしまいます。

それは、安心を得るためでもあるのですが、一人暮らしの場合はなんども買いに行くのが面倒だと思ってしまうことも多いようです。

モノを溜め込む事による弊害は沢山あります

モノを溜め込みすぎることによる問題は、実は沢山あります。

健全な生活を行うに当たって、モノは極力適正な量が望ましいと思います。

外に出なくなってしまう

面倒で一気に沢山買い込んでしまう場合だと、外に出る回数が少なくなり、お店の人とのコミュニケーションや、家の近所の方との挨拶など、人と触れる機会を失ってしまいます。

このことにより、孤立してしまう可能性もあります。

行動力の低下で生きる気力を失ってしまう

モノを片付けないと気分的にも沈んでしまうことはありませんか?

うつの症状でも、片付けができなくなるというのがありますが、生活を整えるためにまずは、片付けをしましょう!と言われる場合があります。

身体を動かさずに外気に触れなくなっていってしまうと、無気力になってしまいます。

部屋を良い空間に整えることで、身体の調子もよくなったりもします。

溢れているモノが原因でケガに繋がってしまう可能性がある

大量にモノを溜め込み、片付けられなくなってしまうと、その溢れたモノが原因で滑って転倒して骨折してしまったり、頭を打ってしまうなどの大怪我に繋がってしまう場合もあります。

元気なうちに片付けをすることが大切です

片付けは、身体が動くうちに行った方がいいです。

その理由は、大量に集めてしまったとしても、片付ける習慣があれば、ケガのリスクも減らせるからです。

また、家族に必要なものは引き取ってもらい、不要なモノを先に処分していくことで、大切な人へ、大切だったモノを繋いでいくこともできるのです。

片付けの基本は上・中・下を意識

これは記事にも書かれているのですが、大切なことなので、こちらにも再び記載したいと思います。

目線より高い位置を『上』、腰より低い位置を『下』とし、普段よく使うものはすべてその間の『中』に置きます。

目線より高い位置の「上」には、モノが落下してくる可能性もあるので、あまり置かない方がいいでしょう。

普段使うものは、「中」に置くことで、毎日使うものや、頻度の高いものを「中」に整理する意識をつけましょう。

腰より低い位置を『下』は、足腰が弱ってくると、屈むことが辛くなってきます。

なので、そこにはあまり使わないものを入れるなどするといいでしょう。

どこに、何を置いておくのかあらかじめ決めること

普段使っているモノは、定位置管理することもオススメです。

TVのリコモコンはテーブルの右側に置くと決めて、その下にリモコンと記載した紙を貼っておく。

メガネの場所などもどこに置くのかを決めるなど、定位置管理をすることで、片付ける意識も養えます。

あげる、捨てる、売るという処分の勇気を持ちましょう

溜め込んでしまう人はなかなか処分することを躊躇してしまいます。

これは、〇〇の時に必要だから!と言いながら、5年、10年使っていないなんてこともあります。

片付かないモノは、誰かにあげる。

お金に変えられそうなものは買取依頼を検討する。

そして、そこでお金にならなかったものは思い切って処分する。

自分の手元から離れてもいい!という勇気を持つことも片付けでは大切です。

 

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