こんにちは!「心結」家じまいアドバイザー協会運営事業部です。
心結では年に2回、各分野のスペシャリストに登壇いただきスタッフ研修を行っております
全国から遺品整理事業者の代表とスタッフが集まり、総勢30名の研修となりました。
第1部 テストをカンニングして高校を卒業した男が、20億円事業を作り上げた経験(マネジメント)


講師:藤永雅也先生/株式会社フジナガ
鳥害対策総合コンサルタント・株式会社フジナガ代表の藤永雅也先生にご登壇いただきました。
藤永先生は心結代表の屋宜明彦の高校の同級生でもあります。
お父様より鳥害対策の事業を任され、全く初めての業界で試行錯誤をされて
全国、そしてヨーロッパにも支社を広げ、20億円規模の事業を築き上げた経験をお話いただきました。
「鳥害対策」というニッチな業界であることをチャンスととらえ、柔軟な発想で事業規模の拡大と
利益率の向上に努めてこられたと語られました。
この視点は、どの業界でも応用できるものであり、私たち遺品整理業においても、他社との差別化や
新しいサービスの展開につなげるヒントとなりました。
失敗にこそ学びがある
講演の中で、「成功の裏には、必ず失敗がある。失敗を恐れず、そこから学ぶことが大切」と強調されました。
実際に、事業を立ち上げる過程では何度も困難に直面し、そのたびに新たな視点を得て成長してきたそうです。
失敗を恐れずにチャレンジする姿勢は私たちにおいても大変重要なポイントと認識させられました。
そして、『普通』という概念を捨て、常識にとらわれない柔軟な発想が成功のカギであることを学びました。
どれだけ地道にコツコツできるか
まとめでは、『ひとつの大きな夢や目標に対して諦めず、へこたれず、逃げずにやり続けられるか。』と
伝えていただき、改めて『継続することの大切さ』を感じました。
また、藤永先生が所属していた青年会議所(JC)での経験についても触れられました。
他の経営者との交流を通じて、多くのヒントを得ることができたといいます。
「自分一人で考えるのではなく、徹底的にまずはマネして実践する!」という言葉が印象的でした。




参加者の感想をご紹介
- 失敗を自ら敢えて取りに行き、失敗から学んで行く考え方が凄かった
- セルフブラックの考え方は自分も持とうと思いました
- 自分からわざと「失敗」に立ち向かうには、「勇気」と「覚悟」が必要でそれを糧に最終的に自身の成長へとつなげることが素晴らしいと思い、理にかなったお話でした。
- TTPは見習います。
- 今までは常に失敗をさけ「無難」に仕事してきたように感じましたが、これからは勇気を出して立ち向かい仲間とともに成長していきたいと思います!
- 普通という言葉の排除。具体的な社員がわかりやすい行動指針を作ってるのがすごい
第2部 花まる会議~悩みの本質を見つけ、解決策を導き出す


講師:橋本晴美先生/ ピアニストFP
第二部では、橋本晴美先生によるチームビルディング研修を行いました。
実践的なワークを通じて、協力の大切さや、スムーズなコミュニケーションの方法を学びました。
ヘリウムリング体験





「ヘリウムリング」は、全員でリングを支えながら地面に下ろすというゲーム。単純に見えますが、少しの力加減の違いでリングが浮いてしまい、予想以上に難しい!
この体験から、チーム全体の動きを感じながら協力することの重要性を実感しました。
遺品整理の現場でも、役割分担や声掛けを意識することで、スムーズな作業につながると学びました。
花まる会議









花まる会議では、グループの1人が悩みを共有し、他のメンバーが模造紙に悩み事に関する質問を書いた付箋を貼り、
それに当事者が回答していくというワークを実施しました。
質問を深掘りしていくことで、表面的な悩みの奥にある「本当の問題」を見つけ出し、当事者が
どう行動すれば解決できるかを明確にするのがこの手法のポイントです。
また、メンバーが当事者をどうサポートできるかを考え、それをもとに当事者が
「今後どのように行動するか」を導き出します。
今回は5つのグループに分かれて実践しましたが、仕事に関する悩み、またプライベートに関する悩み
などそれぞれユニークなお題で取り組んで、とても和やかな雰囲気の中で話し合いができました。
この体験は、質問力、傾聴力、共感力などを鍛えることに繋がり、
お客様の言葉だけでなく、その背景にある本当の気持ちを汲み取り、最適な提案をすることが重要だと
再認識させられました。
参加者の感想をご紹介
- コミュニケーションの大切さ、問題に対して直ぐにアンサーを出さない事の大切さ
- 質問で返す難しさ。いかに普段こちらからアドバイスしてしまっているか。
- 常に仲間と思いを共有することで、困難なことにも心のチームになれば立ち向かえると思いました。
- 可視化、意見を交わす事により、分かりやすくなる事が分かったので、悩み事だけでなく、問題点等も、議題に挙げて、改善策を見出せと思います。
- 相手の話を聞くことに注力する。共感力の大切さ。家族でもやってみたいです。
- 普段のコミュニケーションをとりながら問題解決をすることに使えると感じました。スタッフMTGの中にも取り入れてみたいと思います
まとめ

今後のこの業界を担う、若いスタッフ達への教育こそが、
心結の掲げる「業界の健全化」につながると信じてこのような研修を定期的に行っています。
これからも何卒よろしくお願いいたします。
講師の藤永先生、橋本先生、ご参加いただいた企業様、このたびは貴重な御時間をいただき誠にありがとうございました。

三宮での懇親会の様子


