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ネット検索した遺品整理業者って本当に大丈夫?業者えらび4つのポイントをプロが徹底解説

遺品整理の業者えらびで後悔しないように
実際にあったこわーい事例や、具体的にどう行動すればいいのか?
4つのポイントに分けてお話させていただきました。

  • インターネット?紹介?業者選びのポイント
  • 実は得意、苦手がある!業者ごとの違いと注意点
  • 料金を安くするには?
  • 悪徳業者に騙されないポイント

解説者プロフィール

屋宜 明彦(やぎ あきひこ)
遺品整理生前整理の専門家
年間650件以上の案件に対応
年間100本以上のセミナー講師・講演活動
一般社団法人 心結 代表理事
株式会社スリーマインド 代表取締役
家じまいアドバイザー®︎

メディア掲載
戦略経営者 http://bit.ly/3CJontc
東洋経済 http://bit.ly/3xG438C

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目次

1.インターネットで調べるor誰かから紹介してもらう?

一般の消費者さんはインターネットで検索したり、ポストに入ってるチラシを見て依頼する方が圧倒的に多いと思います。

インターネットが悪い前提ではないのですが、ただネットで値段の安さであったり、ホームページの美しさだけで決めて、実際に作業をお願いするときに、嫌な思いをしたりトラブルになったって人がたくさんいます。
※遺品整理をめぐる消費者センターへの苦情・トラブルも毎年増えているようです

ネットだけの情報に頼るのはどうかな〜?というのがボクの見解です。

怪しい遺品整理業者を見分けるための2つの方法

ホームページ上にのってる会社の住所をGoogleで検索してみて
その住所に本当に会社が実在するのか調べるというのもひとつ。

びっくりするのが会社概要に書いてある住所を調べたら
「どこかの公園だったり笑」
事務所を持ってないような会社もあるということです。

公園が事務所だとこんな感じかもしれません


あとは、代表者の名前をGoogleで検索してみてください。
他の検索キーワード出てくるか?
代表者の顔が見えてるのか?を確認してください
これだけネット社会になって
代表者の顔も見えない、調べても出てこない、全然遺品整理と関係ない会社してる人もたくさんいます。
大丈夫かな?と確認してみてください。

紹介のメリットは安心感

僕の会社、株式会社スリーマインドは紹介が9割です
主な紹介元は、葬儀社・不動産業・介護・士業・保険業・金融機関・行政から。

僕自身が、直接営業もさせてもらいました。
関係性を構築していくためにセミナー講師や講演会を通して普段から関わりを持ってます

代表であるボクのことを知ってくれてて、スリーマインドの仕事ぶりを知ってて
ここやったら安心かなって思って頂いてる方にお繋ぎいただいてます


ここで大事なポイントは、
紹介元には紹介者責任がついてまわるという事です。

お客様に変な業者を紹介しちゃうと「どんなとこ紹介してくれてんっ怒」てお客様の信用を失ってしまうわけです。

やっぱり「いい会社を紹介したい」ってのが紹介元のお気持ち。
そこで僕らを選んでいただいてるちょっとした自負はありますね。

オススメは紹介!ただ誰に紹介してもらえばいいの?

行政や葬儀屋さんでホール持ってるような会社や、不動産屋さんとして許可を持って看板だして、
地域に根ざして事業していて信用度の高い業者さんに紹介してもらうのがいいかなと思います。

「片付けたいのですが、良い業者さんお知り合いいらっしゃらないですか?」
そんな風に相談していただいてもいいですね。

2.実は得意、苦手がある!業者ごとの違いと注意点

実は遺品整理業者って片手間(サイドビジネス)で運営されてる業者さんが多いんです。

例えば
ゴミ屋さん(廃棄物処理業者)
内装工事屋さん
解体屋さん
引っ越し屋さん
買取業者さん

葬儀社さん

専門職がありながらも、新規事業で遺品整理事業をされる業者も増えてきました。
葬儀屋さんからも「遺品整理の事業を立ち上げたいので協力してくれないかな?」
そういうご相談もいただくようになりました。
やっぱり他業種がどんどん参入してきてるなって実感してます。

そして、遺品整理や生前整理のお片付けだけを専門でやっている会社って本当に少ない
僕の会社、株式会社スリーマインドは遺品整理・生前整理【専門】です。
片付けしかないので、これ1本でスタッフみんなご飯を食べさせていただいてます


片手間でやってる会社は、あくまで本業があって、そこで収支がありながら
遺品整理は新規事業ってことなので、どれだけ本気でやってるのかがちょっと見えにくいのが難点です。

例えば
ゴミ屋さんがやる遺品整理っていうのは
捨てるのは得意
ここは本業なので。
ただ、丁寧に整理仕分することや、買い取れそうなものがあった時に買い取るというのは、
ちょっと苦手かもしれません。

買取業者さんやリサイクルショップの場合
買い取りは得意
ただ処分は得意としてる会社は少ない印象です

実際、買取業者さんに遺品整理お願いして失敗したエピソードとしては、
「遺品整理って書いてるからお願いしたら、価値のありそうなモノだけ持って帰られてゴミになったものだけ全部置いて帰られた
お客様は泣き寝入りされたそうです。


できたら買取系が強い会社にお願いする時は
「処分もあるんですけど、残さずにちゃんとお願いできますか?」
と一言、確認をされるといいと思います。

得意・不得意だけでなく業者さんの「質」に注意

仲のいい不動産屋さんが、売り主のお客様が選んだある遺品整理業者さんの作業で立ち会ったらしいのです。

そこでびっくりしたのは、ずさんな現場の状況。
売り物件なのに、土足で作業していたり、養生もできてない
エレベーターも入居者さんを無視して作業を強引に進める。

一番最悪だったのは、
作業終わった後の部屋の状態がムチャクチャだったということ。

掃除もしない、散らかった分は散らかしたまま。
汁系、水系もこぼれたらこぼれたまま。

これはひどいな〜と。

やっぱりどこでもいいって値段だけで決めたらあかんなって痛感しましたとお話してました。

モノの処分だけでなく、最後のところまでしっかりされてるか確認された方がいいですね。

僕らは遺品整理の見積もり時にお客様から
「掃除どこまでやってくれるんですか?」
「掃除道具持ってた方がいいですよね?」
そんな質問をいただきます。

電気通ってれば掃除機もかけますし、掃き掃除もする。
しっかり最後まで丁寧にするのが、当たり前だと思っていましたが、
掃除してない業者の方が比較的多いなって最近はよく聞くようになりました。

「片付けだけ?お掃除はどこまでしてくれるの?」
そのあたりを1回確認されてもいいのかなと思います。
比較的料金の安いところも多いので、安かろうよかろうではないかなと思います。

3.遺品整理の値段を安くするには?

まずは自分で捨てれるものを捨てる

ここは本当にとても大事ですよね。

そもそもですけど、遺品整理を依頼する前に一番最初にやっていただくのは
自分で一生懸命頑張ってゴミの日に出す。

これは無料です。

地域のゴミの分別ルールで分けて出していきます
時間はかかりますけど間違いなく一番いい方法。

その次に、市町村によってルールはバラバラですけど
役所とかクリーンセンターとかゴミ処分場とかに問い合わせして予約する。
タンス1つやったら1000円ぐらいをコンビニなどでシールを買って貼って
指定された場所・時間に出しておけば、持って帰ってもらえる行政サービスはあります。


デメリットとしては、
・自分で外まで運び出しが必要なこと
・予約が必要
・シール買いに行かないといけない


この作業があるので若い方や男手があればできますので
そういう努力をして荷物量を減らすのが、一番安くなる方法ですね

自分でできることをやって、最後に業者に依頼する


自分ではどうしようもない、やり方もわからない、時間もないっていう人は
遺品整理業者にお願いされた方がスムーズにいくと思います。

僕らは遺品整理のプロなので、分別のプロでもあります。
市町村によってルールが違うのも把握してますし、
可燃・不燃・ペットボトルなど分別をしっかりしながら外に搬出して
ゴミ屋さん(廃棄物処理業者)も手配して作業するので手間はかからないです

行政とかにお願いするのとは費用は違いますね
僕らの作業費(人件費)がかかりますし、来ていただくゴミ屋さんも行政から委託を受けた民間業者になるので、
ゴミ処分代金もかかってくる。

1.分別して袋に入れて、ゴミの日に出す
2.大型ゴミなど行政に決められたルールにのっとって出していく
3.遺品整理の業者にお願いする


まず安くしたいっていう人は1.2を頑張っていただくのがいい

例えば、私の会社スリーマインドだと見積書を出した時にお客様から
「もうちょっと安くならない?」
と相談を受けたときには、
「お客様にここまでしていただけたら安くなりますよ」
そういうご提案はさせてもらってますね。

ですので、見積りに来てもらった時や見積書を受け取った時、1回聞いてください
「どこまで頑張ったら料金下がりますか?」
また料金釣り上げも最近ニュースなどで話題になっています。
「見積もりしてもらった時と作業する当日荷物量変わりませんが、それでも料金上がることありますか?」
このあたりを見積もり時に確認するといいですね。

4.悪徳業者を避けるためには?

頼んでしまってからでは遅いので、
お願いされる前に色々と判断ポイントをお伝えさせてもらいます。

見積りを写真や電話だけで終わらせてしまう業者

僕らもお客様からお電話や問い合わせで、
「うちの場合いくらぐらいかかるかな〜?」
そんな問い合わせをいただき、
「概算ではありますが、〇〇〜〇〇円ぐらいが目安ですね〜」
とお話させていただくことはあります。
「ただ、実際の現場の状況を把握できてないのであくまでも概算です。
ちょっと改めて現場を見させてもらってしっかり見積りさせてください
とお伝えし、必ず現場を見てから見積書を出させてもらっています。

この実際の現場を見てもらう工程を飛ばしちゃう業者さんは、
作業後に料金吊り上げの可能性がありますので、気をつけていただいた方がいいと思います。

まずは業者さんを調べる段階で会社の住所や代表者名をGoogleで検索して、安心できそうな会社かどうかを確認する。

見積もり時のスタッフをチェック

チェックポイントとしては、
受け答えは丁寧で誠実か?
・お客さんを遺族として接してくれる配慮はあるか?
・清潔かどうか?
・ユニフォームが揃ってるか?
(僕の会社スリーマインドではひげ・茶髪・ピアスは禁止してます)
・見積もりした時しっかりと家の隅々まで見てもらえてるか?
(丁寧な会社だと1軒屋で30分〜1時間ほど見積りにかかります)
・買取れそうなモノはしっかり確認してくれてるか?

価値が高いものを無断で持ち帰って売っぱらってしまう業者も中にはありますので、そのあたりも確認しておきましょう。

見積書がない会社は絶対アウト

悪徳業者に多いのは、見積書を出さずに口頭のみで金額を伝えてる事。
言った言わない論争になり、業者の強い口調に泣き寝入りしてしまう方も多いようです。
ノートに金額を走り書きして破って渡すなんていう業者さんもいました。
手書きがダメなわけではありませんが、信頼できると思える対応をしてくれるところを選びましょう。

お片付け以外の作業もお願いできるか?

遺品整理・生前整理のタイミングでお片付け以外の作業が必要となることが多くあります。

例えば、
・残したいモノを実家からお客様宅への運搬
・ハウスクリーニング(特殊清掃・消臭)
・買取業者の手配(骨董や貴金属など各分野の専門家)
・風呂釜の撤去
・エアコンの取り外し
・お仏壇の性根抜き・魂抜き(寺院の手配、紹介)
・家の解体
・リフォーム
・不動産屋の紹介


実際許可がいる業務に関しては、僕らもパートナー企業にお願いしてます
許可を持っていて、自社でできる会社もあります。
細かい要望や相談にもお断りせずに代替案を出してくれるのか?
そういったところも業者選びのポイントになってきますね。

作業スタッフは日本語が通じるか?

これも大阪市内の方で聞いたんですけど
見積もりは日本の男性が来て、
作業当日、全員外国人のスタッフさんが来たと。

外国人が悪いとは全く思いません
これから日本は外国の方にサポートいただく時代が来ます。

ただ、遺品整理を進める上でコミュニケーションが取れないのは絶対問題になりますね。
・いる、いらないなどのモノの分別
・丁寧に扱ってほしいようなモノの認識
・文字が読めない場合は何が重要書類かわからない

もし外国人のスタッフさんが来られる会社の場合は、
「言葉通じますか?」
「日本のこと理解してますか?」
そのあたりを確認されてもいいのかなと思います。

最後にまとめ

業者えらびはネットか紹介か?
ネットも選択肢ではありますが、誰かの知り合いを介してご紹介いただくのが安全だと思います。

業者ごとの違いと注意点は?
皆さんが何を頼みたいのかがポイント
ただ捨てたいのか?丁寧にやってほしいのか?
見極めて自分にあった業者選びをしてほしいですね

安くするには?
安くしたい方は、自分でも片付けを一生懸命頑張っていただくしかないです。
「もう時間がない」
「遠くてなかなか行けない」
「体力的に難しい」
って人は、業者さんにお願いするのがいいですね。

悪徳業者を避けるためには?
騙されないようにするには、自分の身は自分で守っていただくこと
さきほどの項目を最低限確認していただいて
ここやったら安心できるかなって業者に出会えたら、お願いするのがいいですね。


今日は4つのポイントをお伝えさせていただきました。
今後もご質問いただきましたら、真摯にご回答させていただきます。
よろしくお願いいたします

長文お読みいただきありがとうございました。
この記事が一人でも多くの方の遺品整理・生前整理のお役に立てることを願います。

一般社団法人 心結  家じまいアドバイザー®協会 
代表 屋宜 明彦

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