一般社団法人心結は、2025年4月に600名の『遺品整理業者へ依頼したことのある方』を対象に実施した
アンケート集計結果を公表しました。
今回、当団体心結の代表理事でもあり、遺品整理会社スリーマインドの代表でもある
屋宜明彦がアンケート結果を元に後悔しない業者えらびについて解説します!
心結 屋宜明彦私自身も4割の方が後悔している現実に驚いています。
ひとりでも多くの方に後悔しない遺品整理をしてほしいので、
私の話が参考になれば嬉しいです!
1.業者えらびは”お金”より”信頼”を重視が6割も

遺品整理をお願いするというのは、言い換えれば「自分の家に上がってもらう」ということ。
だからこそ、依頼する側もある程度のボーダーを持って「信頼できる人」に頼もうとするのは、ごく自然なことだと思います。
一方で、やはり気になるのは「費用」です。
一般消費者の多くは遺品整理のことはよくわからないのが普通です
「とにかく早く片付けてモノがなくなればいい」と考えてしまう傾向があり、
その結果「最終的には金額で決める」という人も少なくありません。
2.業者にたのんだ費用は30万円以内が7割超え

この数字からわかるのは、多くの方が「10万~30万円」の範囲で依頼しているということです。
ただし、状況によっては100万円以上かかるケースも珍しくなく、
特に地方で広いモノに溢れたお家を整理する場合は500万円を超えることもあります。
業者の実感値から見える「中央値」
私どもの会社(スリーマインド)の実績で見ると、中央値は23万~25万円程度です。
これは調査データの「10万~30万円が最多」という結果と大きく乖離していません。
一方で、年間を通じて100万円を超える案件が10件~20件ほど発生するのも事実です。
つまり「相場」はあくまで目安であり、実際には現場の規模や条件によって大きく変動します。
金額だけで判断するリスク
注意したいのは、「安ければ良い」という考え方です。
安さを理由に業者を選び、不法投棄されてしまったという事例も少なくありません。
遺品整理は単なる片付けではなく、故人やご家族の思いを尊重した大切な作業。
だからこそ、金額の妥当性と信頼性を見極めることが重要です。
相見積もりで納得できるラインを
適正価格を知るためには、必ず複数社から見積もりを取ることをおすすめします。
複数の業者の提示額を比較することで「納得できるライン」が見えてきます。
また、同じ「2LDK」でも都会のマンションと地方の一軒家では物量が全く違います。
そのためエリアや住居形態によっても費用に大きな差が出るのです。
3.業者に頼んで後悔している人が42.7%もいる現実、、、

注目すべきは、①のアンケートで「信頼できるから選んだ」という理由が約60%あったにも関わらず、実際には42%もの方が「満足していない」と答えている点です。
サービスと期待のギャップ
この数字が示しているのは、業者が提供しているサービス内容と、消費者が「本当に求めているサービス」との間に大きなギャップがあるということです。
- 業者側:「これくらいは当たり前だろう」と思っている
- 消費者側:「もっとちゃんとやってくれると思っていた」
この認識のズレが、満足度の低下につながっています。
業界に必要なこと
遺品整理は単なる「片付け」ではなく、故人や家族の思いを大切にする仕事です。
しかし現状では、消費者に寄り添ったサービス提供が十分にできていない業者が多いのも事実です。
今後、業界全体として必要なのは以下の点です。
- リテラシー向上 … 消費者のニーズや心情を理解する力を高めること
- サービス品質の向上 … 作業の正確さやスピードだけでなく、気配りや対応力を重視すること
- 顧客創造の意識 … 「依頼が来たから作業する」ではなく、顧客体験を設計していく姿勢
専門家としての危機感
信頼を理由に選ばれているにも関わらず、満足度が低いという現状は、業界人として非常に残念に感じます。依頼者の期待に応えられていない会社が多いことは、業界の信頼そのものを揺るがしかねません。
だからこそ、「顧客が本当に満足できる体験」を提供する業者がこれから生き残ると考えています。
4.業者にたのんで後悔したことランキングTOP10

業者を利用した人の多くが“何らかの後悔”を経験していることが明らかになりました。
1位. 思ったより費用が高かった
「安さ」で選んだはずなのに、実際には見積もりが大幅に上がってしまったという声は非常に多いです。
たとえば、「詰め放題パック3万円」と宣伝していたのに、最終的に20万円請求されたというケースも。
💡 対策
- 必ず現地で見積もりをしてもらう
- 内訳が明記された見積書を受け取る
- 追加料金の有無を事前に確認する
2位. 買取をしっかりしてもらえなかった
「買取もしてくれると思ったのに、ほとんど値段がつかなかった」という不満も多く寄せられます。
依頼者は購入時の金額や周囲の情報から「もっと価値があるはず」と考えている一方で、実際の市場価値は思ったより低いことが多いのです。
💡 対策
- 依頼時に「処分と買取、どちらも対応できますか?」と確認する
- 買取をメインにしたい場合は、専門性のある業者を選ぶ
3位. 料金体系がわかりにくい
「一式20万円」とだけ書かれた見積書を渡されるケースも珍しくありません。
内訳が不明確だと、依頼者にとって納得感が得られにくくなります。
💡 対策
- 必ず「内訳を教えてください」と確認する
- 書面で明細を出してくれる業者を選ぶ
4位. 作業が雑だった
- マンションの共用部を養生してくれなかった
- 大事にしてほしい物を乱雑に扱われ、必要なものまで捨てられた
こうした声も後を絶ちません。
背景には「下請け業者に丸投げしている」「教育が行き届いていない」といった問題もあります。
💡 対策
- 「作業は自社スタッフですか?」と確認する
- 教育やマニュアルがあるかをチェックする
5位. 作業員のマナーが悪かった
- タバコの吸い方や吸う場所
- 言葉遣い、態度の悪さ
- 挨拶や説明不足
現場系の業種ではよくあるクレームですが、
遺品整理のようにご家族の気持ちに寄り添うべき仕事では特に大きな不満につながります。
💡 対策
- 業者の口コミやレビューを確認する
- 電話や訪問時の対応から「マナー」を見極める
遺品整理を業者に頼んで後悔する大きな要因
- 金額の不透明さ
- サービス内容と期待のズレ
- 作業やマナーの質の低さ
に集約されます。
相見積もりにて、対応の仕方や説明の丁寧さを見極めることが、後悔を防ぐ一番の方法です。
5.依頼のきっかけは1位はホームページ。2位は紹介。

一般論としては「まずWebで調べる」人が多いと言えます。
一方、私の会社(スリーマインド)では紹介が約9割。
地域性や対象顧客の違いもありますが、「紹介=信頼の裏付け」が機能している点は見逃せません。
ホームページ経由で依頼して後悔したという声も一定数あります。
原因の多くは、“実在性・信頼性の確認不足”です。
Webで探すときの“後悔しない7つのチェックリスト”
ホームページの見栄えだけでは判断できません。以下のチェックを必ず行いましょう。
1) 住所の実在確認
- 住所をコピー→Googleマップで検索
ストリートビューで看板・事務所の外観が確認できるか。
※過去には、掲載住所が公園だった遺品整理会社の例も。これは明確なレッドフラッグです。
2) 代表者の素性確認
- 代表者名を検索し、過去の活動・プロフィール・業界での発信をチェック。
遺品整理に実務で関わっている人物かが見えてきます。
3) 連絡先の信頼性
- 固定電話の有無を確認。携帯番号しかない=即NGではありませんが、
事務所の固定回線を持つことは継続事業の意思や体制の一つの目安になります。
4) 口コミの“中身”を見る
- Googleの口コミは件数より具体性を重視。
「作業の養生」「貴重品の扱い」「見積りと請求の差」など具体的な場面が語られているか。
口コミもすべてがホンモノとは限りません。
5) 見積りプロセスの透明性
- 現地見積り対応があるか。
- 明細つき見積書を出してくれるか(“一式◯万円”だけは避ける)。
- 追加費用の発生条件が明文化されているか。
6) 業務の実施体制
- 自社スタッフ施工か、下請け丸投げかを確認。
- 教育・マニュアルの有無、作業前の養生や貴重品仕分けの手順を質問。
7) 取扱い方針(処分/買取)の整合
- あなたの希望が処分中心か買取重視かを明確に伝える。
- 「処分と買取の両方に対応できますか?」を最初に確認。
(買取に強い会社でも、期待値と市場価格のギャップ説明が丁寧であることが重要)
ホームページ経由でも“裏取り”すれば後悔は防げる
- HPで探す人が約40%と最多だが、そのぶん見極め力が問われる。
- 住所・代表者・電話・口コミ・見積り明細・施工体制・取扱い方針――
7つの実在性チェックを通して、“実在し、説明でき、現場品質が担保される会社”を選ぶ。
このチェックを踏むだけで、「後悔リスク」は大きく下げられます。
紹介が多い会社をえらぶとなぜ安心なのか?
WEBではなく、紹介が多い会社は、依頼者・施設・地域の信頼ネットワークの中で仕事をしているケースが多く、
- 現地見積りの丁寧さ
- 見積りと請求額の乖離の少なさ
- 養生・仕分け・マナー等の現場品質
が比較的安定しやすい傾向にあります。
もちろん例外はありますが、“誰が責任を持って現場に入るか”が見えるのは安心材料です。
6.「紹介で依頼」した人は満足度が高い傾向に
また「紹介で依頼」した人は満足度が高い傾向にあることが分かりました。

なぜ「紹介」のほうが満足度が高いのか?
紹介でつながった業者は、紹介者の信頼も背負っているため、いい加減な対応ができないという背景があります。
- 依頼者を裏切れない
- 紹介者の顔を潰せない
- 顧客満足を高めることで、次の紹介につながる
この“三方よし”の構造が、紹介案件の質を高めているのです。
誰からの紹介かが大切
ただし、紹介なら誰でも安心とは限りません。
紹介してくれる人がその業界に精通しているかどうかで、紹介の質は大きく変わります。
おすすめできる紹介元は以下のような方々です。
- 葬儀社や葬祭業者
- 行政の相談窓口
- 不動産業者
- 介護・福祉関係者
- 相続を扱う弁護士や司法書士
- ファイナンシャルプランナー
こうした立場の人は日常的に遺品整理の現場に関わるため、実際に信頼できる業者を知っている可能性が高いのです。
「ありがとうの輪」を広げる仕組み
紹介での依頼は、関係者全員にとってプラスになります。
- 依頼者 … 満足できるサービスを受けられる
- 紹介者 … 信頼できる人を紹介したことで感謝される
- 業者 … 紹介を受けた責任を果たすことで次の紹介につながる
この「ありがとうの輪」が回ることで、信頼が積み重なり、業界全体の質の向上にもつながっていきます。
信頼できる人からの紹介は、業者選びの安心材料になっていることが読み取れます。
まとめ
- 価格だけで選ばない
- 信頼性・親切さを重視する
- 紹介・口コミを活用する
- 複数社から見積もりを取る
この4つを意識すれば、後悔しない遺品整理業者選びができるんじゃないかなと感じています。
心結 屋宜明彦最後まで読んでいただきありがとうございます!
遺品整理はご家族にとって大切な時間でもあります。
安心して任せられる業者と出会うために、
ぜひ参考にしてください。
今回のアンケートで遺品整理業界は
業界の健全化と顧客満足度の向上が必要だと改めて感じました。
今後とも仲間とともに進めていきたいと思います。
■調査概要
調査名:遺品整理に関する意識調査
調査対象:全国の遺品整理業者利用経験者(男女600名)
実施期間:2025年4月
調査方法:インターネット調査(Freeasy)
新聞・メディア掲載いただきました




























